Google アナリティクスの導入と活用|小企業が押さえるべき3つのポイント
2025年12月20日
「Google アナリティクスを入れたけど、何をどう見たらいいのか分からない」。このような悩みを持つ小企業経営者は多いです。Webサイトに訪れる人数、どのページが見られているか、見込み客はどこから来たのか。これらの情報を正しく理解できれば「Webサイトの改善」「営業効率化」に直結します。本記事では、小企業が Google アナリティクスで「本当に見るべき数字」をお伝えします。
1. Google アナリティクスを導入すべき理由
小企業がWebサイトを持つなら「Google アナリティクス導入」は必須です。
④-1. 理由①:「費用が0円」
Google アナリティクスは完全無料。導入しない理由がありません。
④-2. 理由②:「Webサイトの健康診断」ができる
「今月、何人がWebサイトを訪問したのか」「どのページが見られているのか」「見込み客はどこから来たのか」という情報が全て可視化されます。
④-3. 理由③:「営業戦略」が変わる
「どのページから問い合わせが多いのか」が分かれば「その情報をもっと充実させよう」という改善ができます。
④-4. 理由④:「SNS投稿の効果」も測定できる
SNS での投稿が「実際にWebサイトへのアクセスに繋がっているのか」を測定できます。
2. Google アナリティクスの「導入」手順
難しそうに見えますが、実は簡単です。
④-1. ステップ①:Google アカウントの作成
Google のアカウント(Gmail)がなければ作成。既にあれば OK。
④-2. ステップ②:Google アナリティクスに登録
https://analytics.google.com にアクセスして「計測を開始」をクリック。
④-3. ステップ③:Webサイトの設定
「サイトの名前」「サイトのURL」「業界」を入力。
④-4. ステップ④:トラッキングコードをWebサイトに埋め込む
Google アナリティクスが生成した「コード」をWebサイトの「すべてのページ」に埋め込む。
WordPress であれば「プラグイン」で自動化できます。
④-5. ステップ⑤:24時間待つ
設定完了。その後「24時間~数日」でデータが集計され始めます。
3. Google アナリティクスで「本当に見るべき」5つの数字
Google アナリティクスは「膨大な数字」が出てきます。小企業が見るべき「5つの重要指標」に絞ります。
④-1. 指標①:「ユーザー数」(月間)
「先月、何人がWebサイトを訪れたのか」
目標:月500~1,000ユーザー。
ブログを継続投稿していれば、半年で月1,000を超える企業も多いです。
④-2. 指標②:「セッション数」
「Webサイト訪問の回数」
ユーザー数より多い数字が出るのは「複数回訪れた人」がいるから。
目標:「ユーザー数」の1.2~1.5倍程度。
④-3. 指標③:「ページビュー(PV)」
「Webサイト内で見られた『ページ』の数」
1回の訪問で複数ページを見れば、この数字は増えます。
目標:セッション数の2~3倍。
④-4. 指標④:「直帰率」
「Webサイトに来たけど『1ページだけ見て去った』の割合」
高いほど「見込み客の興味を引いていない」という意味。
目標:50%以下。
④-5. 指標⑤:「流入元」
「見込み客がどこから来たのか」(検索エンジン、SNS、直接訪問など)
目標:「Organic(検索)」が30~40%以上、SNS からの流入も毎月増加。
4. Google アナリティクスで「問題を発見」する方法
数字を見るだけでなく「問題を見つけ出す」ことが大切です。
④-1. 問題①:「ユーザー数が増えていない」
**原因**:SEO対策不足、ブログ投稿がない、SNS 発信がない
**対策**:ブログを月4回以上投稿する。SNS で週2~3回発信する。
④-2. 問題②:「特定のページの直帰率が高い」
**原因**:ページ内容が「見込み客の期待」と合致していない
**対策**:そのページの内容を見直し。もっと「見込み客の課題解決」に焦点を当てた内容に修正。
④-3. 問題③:「SNS からの流入が少ない」
**原因**:SNS 投稿が少ない、またはWebサイトへのリンク誘導がない
**対策**:SNS 投稿を週2~3回に増やす。「詳しくはこちら」というリンクを常に付ける。
④-4. 問題④:「問い合わせが来ないのに、アクセスはある」
**原因**:「問い合わせフォーム」への導線が不明確。または「何をすればいいのか」が見込み客に伝わっていない。
**対策**:Webサイトの各ページに「問い合わせボタン」を目立つ場所に配置。コールトゥアクション(CTA)を明確に。
5. Google アナリティクスの「正しい見方」
初心者が よく陥る誤解をお伝えします。
④-1. 誤解①:「一時的な数字の変動」に一喜一憂する
「先週は100ユーザー、今週は80ユーザー」という週単位の変動は「誤差」。
**正しい見方**:「月単位」「3ヶ月単位」で比較する。「6ヶ月前と比べて、増えているのか」が重要。
④-2. 誤解②:「『いいね』『シェア』」の数だけを見る
「今月、いいねが100個ついた」という数字より「その投稿からWebサイトへ何人訪問したのか」が大切。
**正しい見方**:「SNS からの流入ユーザー数」「その後の行動」を見る。
④-3. 誤解③:「アクセス数が多ければ成功」
「月5,000ユーザー来た」でも「誰からも問い合わせがない」では意味がない。
**正しい見方**:「アクセス数」より「問い合わせ数」「営業化率」が最重要。
④-4. 誤解④:「Googleアナリティクスだけで判断」する
「Google アナリティクスには出ていない『直接訪問』『営業での話題』」などもあります。
**正しい見方**:「営業チーム」「既存顧客」から「どうやって知りました?」という定性的な情報も集める。
6. Google アナリティクスと「Webサイト改善」の関連付け
Google アナリティクスのデータを見たら「どう改善するのか」というプロセスをお伝えします。
④-1. 改善プロセス①:「問題を発見」する
Google アナリティクスを見て「これは改善が必要」と気づく。
例:「このページの直帰率が70%」「このページへのアクセスが少ない」
④-2. 改善プロセス②:「原因を仮説」する
「なぜ、そのページは直帰率が高いのか」「なぜ、アクセスが少ないのか」を考える。
④-3. 改善プロセス③:「対策を実装」する
「ページ内容を修正」「見出しを変更」「画像を追加」など、小さな改善から始める。
④-4. 改善プロセス④:「効果を測定」する
修正後「1ヶ月後、どう変わったのか」を測定。
④-5. 改善プロセス⑤:「継続的に改善」する
「すぐに100%改善」ではなく「毎月1~2箇所、小さな改善」を継続することが大切。
7. Google アナリティクスの「よくある質問」への答え
④-1. Q1:「GA4」と「ユニバーサルアナリティクス」の違いは?
A:2023年7月に「ユニバーサルアナリティクス」は廃止。今は「GA4」が標準。新規導入は「GA4」で OK。
④-2. Q2:「自分自身のアクセス」は除外すべき?
A:完璧に除外するのは難しい。ただし「自社からのアクセス」はユーザー数の数%程度なので「気にしすぎなくて OK」。
④-3. Q3:「目標設定」とは何?
A:「問い合わせフォーム送信」「資料ダウンロード」など「達成したいアクション」を設定。それが何回達成されたかを追跡できます。
④-4. Q4:「コンバージョン率」が「0%」です。大丈夫?
A:小企業の場合「最初は0%」が正常。ブログ投稿を継続し、アクセス増えると「コンバージョン」も増え始めます。
8. Google アナリティクス導入後の「現実的なスケジュール」
④-1. 導入1~3ヶ月目
「データが集計されているのか」を確認する期間。大きな変動は見えない時期。
**やること**:ブログ投稿、SNS 発信は継続。
④-2. 導入3~6ヶ月目
「月間の変動」が見え始める時期。
**やること**:「前月比」で比較開始。「増えているのか、減っているのか」を確認。
④-3. 導入6~12ヶ月目
「趋勢」が見え始める時期。「半年前と比べて」という中期的な変化が分かります。
**やること**:「最初の仮説」が正しかったのか検証。改善箇所を実装。
## まとめ:Google アナリティクスは「Webサイト改善」の道標
Google アナリティクスは「数字を見るツール」ではなく「Webサイトを改善するための情報源」です。
「費用0円」「誰でも導入できる」「営業課題の改善に直結」という3つの理由から、全ての小企業が導入すべきツール。
今からでも遅くありません。導入して、「あなたたちのWebサイト」がどういう状態なのか「見える化」することから始めましょう。
HBC 絆では「Google アナリティクスの導入サポート」「データの解釈支援」も提供しています。 「Google アナリティクスを導入したけど、何をどう見たらいいのか分からない」というご相談も、ぜひお聞かせください。