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ブログを3ヶ月続けたのに、アクセスがない場合の対処法

2025年11月24日

ブログを3ヶ月続けたのに、アクセスがほとんどない。こういう相談を、非常に多く受けます。多くの企業は、ここで「ブログは効果がない」と判定して、やめてしまいます。ですが、実は、アクセスがない理由は、ほぼ決まっているのです。その理由を知り、対策を打つことで、急速にアクセスが増え始める場合がほとんどです。今回は、「ブログを3ヶ月続けたのに、アクセスがない場合の対処法」についてお伝えします。

1. アクセスがない理由は、ほぼ決まっている

ブログのアクセスが出ない理由は、いくつかの決まったパターンがあります。理由①は「SEO設定がされていない」ことです。WordPress立ち上げ時に、パーマリンク設定やMeta description設定をしないまま記事を書いていないか。この場合、Google検索から流入がほぼゼロになります。理由②は「キーワード選定が間違っている」ことです。検索ボリュームがないキーワード、または難易度が高すぎるキーワードで記事を書いていないか。例えば「BtoB営業の効率化について」という大きなキーワードで記事を書いても、大企業に負けて検索上位に表示されません。理由③は「記事の内容が、ターゲットの検索意図と合致していない」ことです。「営業効率化」で検索する人が求めているのは「具体的なツールの使い方」なのに、「営業の心構え」について書いていないか。理由④は「内部リンク構造が整理されていない」ことです。関連記事同士がリンクでつながっていないため、Google側でサイト全体の構造が理解されていないのです。

これら4つの理由の中で、実は、最も多いのが「キーワード選定の間違い」です。キーワード選定が正しければ、その他の要素が多少弱くても、ある程度のアクセスは得られます。逆に、キーワード選定が間違っていれば、SEO設定が完璧でも、アクセスは出ません。

2. 実際に確認すべき「3つのポイント」

では、実際に何を確認するべきか。ポイント①は「現在のブログは、どのキーワードで検索されているのか」を確認することです。Google Search Consoleの「検索結果」タブを見て、どんなキーワードで流入が発生しているか確認します。もし「検索結果」が全くデータなしであれば、Google側でサイトが認識されていないか、全くマッチするキーワードで検索されていないということです。確認方法は、Google Search Consoleにログイン → 「検索結果」 → 「クエリ」タブで確認です。

ポイント②は「書いた記事が、実際に検索結果に表示されているか」を確認することです。自分が想定したキーワードで、実際に Google検索してみて、自分の記事が何位に表示されているか確認します。1位~10位の中に表示されていれば、ある程度の流入が期待できます。11位以下なら、ユーザーがほぼ見ていません。確認方法は「キーワード(例:営業 効率化) site:yourdomain.com」で Google検索するだけです。

ポイント③は「そもそも、そのキーワードに検索需要があるのか」を確認することです。検索ボリュームがほぼゼロのキーワードで記事を書いても、アクセスは出ません。確認方法は、Google キーワードプランナーまたはubersuggestなどのツールで、キーワードの検索ボリュームを調べることです。毎月100以上の検索ボリュームがあるキーワードを狙うのが、小規模企業の基本戦略です。

3. 3ヶ月でアクセスが出ない場合の「修正アクション」

では、実際にアクセスが出ない場合、どうするべきか。アクション①は「記事のキーワード戦略を抜本的に見直す」ことです。現在の10本の記事を見直して、検索ボリュームが十分なキーワードに対応しているか確認します。もし「検索ボリュームがほぼゼロのキーワード」で書いている記事が多ければ、キーワードを変更するか、記事を削除し、別の記事を書き直します。この修正には1-2週間の工数がかかりますが、この修正をしなければ、その後、何ヶ月続けてもアクセスは出ません

アクション②は「Google Search Consoleで『インデックス登録をリクエスト』する」ことです。Googleが記事を認識していない場合、手動でインデックス登録をリクエストすることで、Google側の処理を高速化できます。やり方は、Google Search Console → URL検査 → 記事のURLを入力 → 「インデックス登録をリクエスト」です。この作業をすることで、通常2-4週間かかるインデックス時間が、数日に短縮される場合があります。

アクション③は「内部リンク構造を整理する」ことです。関連記事同士を、適切なアンカーテキストでリンクでつなぎます。例えば「営業効率化」という記事から「営業ツール比較」という記事へ、「関連記事:営業ツール比較はこちら」という形でリンクを張ります。この内部リンク構造が整理されることで、Google側がサイト全体の関係性を理解しやすくなり、検索順位が上がりやすくなります。

4. 3ヶ月でアクセスが出ない場合の「判定」

重要な判定ポイントがあります。「ブログのアクセスが出ない」という状況に直面したときに、多くの企業が「ブログは効果がない」と判定してやめてしまいます。ですが、正しくは、上記の3つのアクションを実施した後に、さらに3ヶ月待つべきなのです。つまり、修正アクションから数えて、さらに6ヶ月目(最初の3ヶ月+修正+3ヶ月)を見て、初めて「効果がないか、ないか」の判定ができるのです。 最初の3ヶ月でアクセスがなくても、落胆する必要はありません。それは、キーワード戦略の見直しのチャンスです。この見直しを実施した企業は、多くの場合、その後3ヶ月で、ブログ月アクセスが0 → 200程度に急上昇しています。つまり、見直しなしで1年続ける vs 3ヶ月で見直して、さらに3ヶ月続けるでは、後者の方が、6倍のアクセスが得られるのです。

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