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WordPressサイト立ち上げ直後に「すぐやること」3つ

2025年11月17日

WordPressでサイトを立ち上げた。多くの企業がここで、こんなミスをします。「とりあえず、コンテンツを作ろう」と、すぐにブログ記事や採用ページを作り始めるのです。

ですが、実はWordPress立ち上げ直後にやっておくべき「準備」があるのです。その準備を飛ばしてコンテンツ作成に進むと、後になって「あ、このプラグインを入れておけば…」「このSEO設定をしておけば…」という後悔が生まれます。

ある企業は、この「直後の準備」をしっかりやることで、ブログのアクセスが自然と30%増えました。その理由は、SEO基盤が最初から正しく構築されていたから。今回は、WordPress立ち上げ直後に「すぐやるべき3つのこと」についてお伝えします。

1. 準備なしでコンテンツを作ると、後で大変なことになる

多くの小規模企業の経営者は、こう考えます。「WordPressを立ち上げたら、とにかく記事を書こう」。気持ちは分かります。ですが、この判断が、後々の大きなロスにつながるのです。

ある建設企業は、WordPress立ち上げ直後に、いきなり10本のブログ記事を作成しました。3ヶ月後、Google Search Consoleを確認してみると、ほぼアクセスがありませんでした。理由を調べてみると、WordPressの初期SEO設定がされていなかったのです。具体的には、「パーマリンク設定」が初期状態のままで、URLが「/?p=123」という形式になっていました。また「XML Sitemap」が有効になっていなかった、Meta descriptionが自動設定されていなかった、内部リンク構造が整理されていなかったのです。

つまり、いくら良い記事を書いても、Googleが正しくページを認識できない状態だったわけです。その結果、3ヶ月かけて作った10本の記事が、ほぼ検索流入をもたらしませんでした。3ヶ月後に気付いて、「パーマリンク設定」を変更したら、既に公開済みの記事のURLが全て変わり、リダイレクト設定が大変だったのです。つまり、準備を飛ばしたことで、後から大量の手直し作業が必要になったわけです。

2. WordPress立ち上げ直後にすぐやるべき「3つのこと」

では、実際に何をすべきか。

やること①は「パーマリンク設定」を正しく設定することです。WordPressの初期状態では、ページのURLは「/?p=123」という形式になっています。これは、SEOに非常に不利です。理由は、URLから「どんなページか」が全く分からないから。正しい設定は、「投稿名」に変更することです。設定方法は、WordPress管理画面 → 設定 → パーマリンク設定 → 「カスタム構造」を選択 → 「/%postname%/」と入力 → 変更を保存です。この設定により、ブログ記事を投稿するたびに、URLが自動的に「yourdomain.com/article-title/」という形式になります。この形式は、Googleが記事の内容を正しく理解しやすいのです。重要なポイントとして、この設定は、記事を公開する前に必ず設定してください。記事を公開した後に変更すると、URLが全て変わってしまい、既存の被リンクが無効になります。

やること②は「XML Sitemap」と「Robots.txt」を有効にすることです。XML Sitemapとは、「このサイトにはこんなページがある」という一覧をGoogleに伝えるファイルです。このファイルがあると、Googleのクローラーが、あなたのサイトの全ページを効率的に認識できます。設定方法は、多くの場合、プラグイン「Yoast SEO」または「Rank Math」をインストールすることで、自動的にXML Sitemapが生成されます。プラグインをインストール後、設定を有効にするだけでOKです。同時に、「Robots.txt」も有効にしてください。これは、Googleに対して「このページはクローラーしてもいい、このページはしてはいけない」という指示を出すファイルです。

やること③は「Meta description」の自動設定を有効にすることです。Meta descriptionとは、Googleの検索結果に表示される「記事の説明文」です。この descriptionの品質が良いと、クリック率が上がるのです。WordPressの初期状態では、これが自動設定されていません。手動で毎回入力することもできますが、非常に手間です。解決策は、SEOプラグイン(Yoast SEOやRank Math)をインストールして、記事冒頭の一文を自動的にMeta descriptionにするという設定をすることです。これにより、記事を書くたびに、自動的に適切なdescriptionが生成されます。

3. 「3つの設定」の実装時間と効果

実装時間は合計30分~1時間です。具体的には、パーマリンク設定が5分、XML Sitemap&Robots.txt設定が15分、Meta description自動設定が10~15分、テスト&確認が10分となります。

期待される効果はどうか。ある企業の例では、この「直後の準備」をしっかりやることで、Google Search Consoleでのページ認識率が20% → 95%(4.75倍)に、ブログからの自然検索流入が月50 → 月150(3倍)に、ブログのクリック率が1.2% → 3.8%に向上しました。つまり、わずか1時間の準備で、後々のアクセスが3倍になったわけです。

4. WordPress立ち上げ直後の「黄金の1時間」を大切に

WordPressを立ち上げたら、まずは記事を書きたい気持ちになるのは自然です。ですが、その前に「3つの準備」に1時間を使うことで、その後のコンテンツの効果が3倍になります。「今すぐコンテンツを作りたい」という気持ちを、ほんの1時間、「準備」に変える。その判断が、サイトの成功を左右するのです。「WordPressを立ち上げたばかり」という方へ。まずは、この「3つの設定」をチェックしてみませんか?

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