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採用動画を“社員に任せた”だけで応募率1.8倍──リアルを伝える力

2025年11月7日

― 「上手さ」より「素直さ」が響く時代の採用発信

1. 「動画を出したいけど、何を話せば?」がスタートライン

採用に力を入れたい。けれど、「何を発信すればいいのか」「誰が出るのか」が決まらず止まっている会社は少なくありません。
ある製造系企業でも同じでした。
求人は出しても応募が少なく、「自社の雰囲気が伝わっていない気がする」という課題。
そこで、思い切って“社員主導の採用動画”を試してみることにしました。

撮影はスマホ+外部ディレクション。
社員3名が「なぜこの会社を選んだか」「どんな1日を過ごしているか」を自分の言葉で語るだけのシンプルな構成です。
結果、応募率は以前の約1.8倍に
応募者からは「雰囲気がリアルで伝わった」「働いている人の表情が印象的」という声が多く寄せられました。

2. 外注クオリティよりも、“本音”を出すことの価値

この事例が成功した理由は、「撮影技術」や「機材の質」ではありません。
むしろ、“うまく話そうとしなかった”ことが功を奏しました。

多くの企業は、動画制作=高品質・プロ仕様をイメージします。
しかし採用動画では、ピカピカの映像よりも「親近感」「自分も働けそう」という共感のほうが重要。
面接前の心理的ハードルを下げ、応募までの距離を縮める役割を果たします。

動画内で伝えたのは、「新人がどんなサポートを受けたか」「現場の1日の流れ」「社内の雰囲気」など。
編集もほぼカットつなぎのみ。
それでも、“言葉の温度”が伝わる映像になりました。

3. 社員を巻き込むことで、“社内の意識”も変わる

動画制作は「採用広報」だけでなく、社内にも良い影響を与えました。
撮影を通して社員が「自分の仕事を言語化」することで、会社への理解が深まり、チーム意識も向上。

「うちの会社って、意外と良いところあるな」
そんな発見が社内に広がったのです。

採用動画は、**“外へ発信するだけでなく、内側を整えるツール”**でもあります。
これにより、定着率の改善や新入社員フォローにも好循環が生まれます。

4. 採用動画を成功させる3つのポイント

実際に社員主導の動画を成功させるためには、いくつかのコツがあります。

「テーマ」を1つに絞る
 「働く人のリアル」「新人の1日」「チームの雰囲気」など、メッセージを一つに。

セリフを用意しない
 原稿読みより、質問形式で自然な受け答えにする。

編集しすぎない
 “リアルさ”が信頼感。過剰なBGMやテロップは不要。

これだけで、“伝わる動画”が完成します。

5. 「撮れない」「編集できない」から始めても大丈夫

多くの企業が「機材がない」「話すのが苦手」といった理由で動画発信を諦めています。
ですが、動画制作は**「準備よりもまず撮る」**ことが大事。
HBC絆では、初回の3ヶ月で「撮影の流れ」「話す内容の整理」「Webでの見せ方」まで伴走します。

たとえば、スマホ撮影+社内スタッフ出演+外部編集の組み合わせでも十分成果が出ます。
最初の一本ができれば、それをテンプレートに展開できる。
「発信し続けられる仕組み」こそが、採用動画の本当の価値です。

6. “伝える勇気”が、採用を変える

完璧な映像を目指すより、今の自社をそのまま見せる勇気を。
リアルに勝る採用ツールはありません。

「動画を作りたいけど、何をどう撮れば…」という方へ。
まずは現状を整理して、最初の一歩を一緒に設計しませんか?

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