“何から始めればいいか分からない”が続く会社の共通点
2025年11月7日
― 動かない理由は「情報不足」じゃなく「方向不足」
1. 情報は足りている。足りないのは“方向”
「動画がいいらしい」「SNSを伸ばせば採用にも効く」「最近はBtoBもリール動画だよ」──。
中小企業やスタートアップの現場では、こうした情報があふれすぎて「何から手をつければいいのか」が分からなくなりがちです。
でも実は、“情報不足”ではなく、“方向不足”が原因です。
つまり「自社の目的」「優先すべきゴール」「達成したい成果」の順序が決まっていない。だから、どの施策が“正解”なのか判断できなくなります。
マーケティングを始めるうえでまず必要なのは、“ツール選び”でも“流行の真似”でもありません。
最初にやるべきは「うちが目指すのは問い合わせ？採用？それとも認知？」という方向付け。
これを決めるだけで、次のアクションが一気にクリアになります。
2. 「やらなきゃ」が積み重なって、誰も動けなくなる
社内会議では「SNS更新したい」「動画も出したい」「採用サイトも作り直したい」と、やりたいことが山積みになります。
けれど、担当者は他業務と兼任。結局「どれも中途半端で止まる」状態に…。
これが“何から始めればいいか分からない”会社に共通する2つ目の特徴です。
やるべきことが多く見えるのは、どれも「同じ目的」に見えているから。
実際には、目的が違えば手段も順番も違うのです。
たとえば「採用強化」が目的なら、WebサイトよりもSNSや社員インタビュー動画が優先。
逆に「新規リード獲得」が目的なら、動画やSNSよりもまずLP（ランディングページ）と広告設計が重要です。
焦って全部に手を出すより、「まずは一歩を定義する」ことが先決。
そこからスモールスタートすれば、次に繋がるデータも得られます。
3. 社内で決められないなら、“壁打ち相手”を持つ
もう一つの共通点は「社内にマーケティングを整理できる人がいない」こと。
決して能力の問題ではなく、単純に「判断軸を持つ人がいない」だけです。
だからこそ、“壁打ち”のような外部視点が必要です。
月次の伴走支援でも、初期3ヶ月のサポートでも構いません。
外部の目が入るだけで、「目的のズレ」「無駄な作業」「足りない視点」が整理され、動けるようになります。
特にスタートアップや10〜30人規模の企業では、“まずやってみる”が最大の強みです。
スピード感を保つためにも、100点の設計より、60点でも実行できる仕組みを優先しましょう。
4. 迷う時間を減らす＝成果を早める第一歩
「まず何からやれば？」と迷っている時間は、言い換えれば“成果が遅れる時間”でもあります。
逆に言えば、方向を定めるだけでスタートダッシュが切れる。
HBC絆では、
動画×Web×SNSを横断した「現状チェック」と「改善ポイント3つのメモ」で、
今すぐ取り組むべき1手を整理します。
「SNS運用？サイト改善？動画企画？どれが先？」
そんな迷いから抜け出したい方へ──。
まずは現状を一緒に整理してみませんか？