展示会前に2分動画を用意しただけで商談の入りが変わった話(静岡・近県のBtoB現場より)
2025年10月30日
展示会の“最初の30分”問題
とある静岡・近県のBtoB企業さん。展示会に出るたび、「初回説明に毎回30分以上かかる」のが課題でした。1人に30分かけて説明している間に、他の見込み客が通り過ぎる。説明する人によって話の粒度も温度も違うから、温まり方もバラつく。営業側の体力もごっそり持っていかれる。
解決は「2分で肩代わりする動画」
やったのは豪華な会社紹介ムービーではありません。「こういう課題ってありません?」「それ、こうやって解決できます」「導入後はここがラクになります」だけを、2分にまとめた実務的な説明動画です。社長の声と製品・画面の映像だけで成立するように組みました。
変わったのは“商談の入口の温度”
展示会では、その動画をまずタブレットで見てもらってから会話を始めました。すると最初の質問が「これウチの運用にも組み込める?」など、いきなり導入前提に近いところから来るようになったんです。つまり、“0からの自己紹介”ではなく、“検討モードの相談”にいきなり入れる。30分かかっていた説明が10分で済むだけで、営業が回れる母数が一気に増えました。
展示会後のフォローでも生きる
さらにこの動画をサイトやLPに埋め込み、展示会後のメールやDMでも「まずこちらを」と共有。これで、フォロー段階でも温度が冷めにくくなりました。つまりこの2分動画は、展示会専用の特別映像じゃなく「初回説明のテンプレ」になったわけです。
次の一手
これは専門撮影隊や長期プロジェクトが必須ではありません。いま現場で使っている説明資料をベースに、まず2~3分の“最初の一歩動画”を整えるところから始められます。静岡・近県なら現場ヒアリング含めて短期で組めます。